更新日:2024年12月19日
ドライヘッドスパ資格講座を修了したヘッドセラピストの多くが目指すのは、技術を磨き、お客様を癒しながら、いずれはサロンを独立開業することです。
しかし、技術だけを追求してしまうと、独立開業後に経営の壁にぶつかる可能性が高いのも事実です。
ヘッドセラピストが理想の姿に近づき、成功するためには、「技術」と「経営」の両輪をバランス良く学ぶことが不可欠です。
特に、現代のサロン経営ではマーケティングの知識を取り入れることが成功の鍵となります。
本コラムでは、マーケティング用語を活用しながら、技術だけではなく「サロン経営」を学ぶことの重要性を具体的に解説します。
これからサロンを開業したい、成功したいと考えている方に向けた、実践的なアドバイスをお届けします。
執筆者:一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長 江口征次
「消費者インサイト」とは、消費者自身が気づいていない潜在的な欲求や購買動機のことです。ドライヘッドスパの場合、お客様が抱える悩みは「肩こり」や「不眠」といった表面的なものだけではありません。多くの場合、その裏には次のような「潜在的な欲求」が隠れています。
こうした深層心理を洞察(インサイト)し、そのニーズに応えられるサロンを作ることが、顧客に選ばれるための第一歩です。
たとえば、以下のようなインサイトに寄り添った施策を考えてみましょう:
技術だけでは、こうした「心のケア」には届きません。顧客のインサイトを理解し、それに寄り添ったコンセプト設計が求められます。
「カスタマージャーニー」とは、顧客がサロンを知り、検討し、実際に来店するまでのプロセスを指します。この道筋を整理し、それぞれの段階で最適なアプローチを設計することで、顧客体験の質を高めることができます。
このように顧客の旅路(カスタマージャーニー)をデザインすることで、一度きりの来店ではなく、継続的な関係を築くことができます。
サロン開業後、初期の段階である程度の顧客を獲得できたとしても、その後の成長が停滞してしまうことがあります。
この状態をマーケティング用語で「キャズム(深い溝)」といいます。
キャズムを乗り越えるためのポイントには以下があります。
「パーパス」とは、サロンや施術者としての存在意義を明確にし、それを顧客に伝えることです。
ただ癒しを提供するだけではなく、サロンの「価値観」や「使命」を言語化することで、強い共感を得ることができます。
独立開業後、利益を安定させるためには、新規顧客の獲得だけでなく、既存顧客のリピート利用を促すことが重要です。
ヘッドセラピストとして成功するためには、技術だけでなく「サロン経営」の視点を持つことが不可欠です。
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
理事長 江口 征次
癒し以上を提供するドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
ヘッドライフなど複数WEBサイトの管理人
2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも訪れる人気講座を主催している。
東京代表
大八木さとこ
セロ活アドバイザー代表
セロトニンDojo認定セロトニントレーナー
睡眠健康指導士
感涙療法士
科学的根拠がある癒し・セロトニン活性を軸に様々な施術の指導をしています。
一般社団法人
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