更新日:2024年12月10日
ドライヘッドスパコラムをお読みいただきありがとうございます。
今回は、なぜドライヘッドスパの受講料が安いのか、安くてお得と感じられる理由について解説します。
<この記事は以下のような人におすすめ!>
執筆者:一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長 江口征次
「ドライヘッドスパを学びたいけど、安い講座はないかな」「資格をとりたいけど安いスクールはないかな」とお探しの方も多いと思います。
どんな商品やサービスでも、品質が同じであれば、安い方がお得です。
同様に、ドライヘッドスパの技術や知識が同等であるならば、低コストのスクールで学ぶことは理にかなっています。
受講費用が安いドライヘッドスパ講座(講習)をお探しの方が、内心思っている心配事とは何でしょう。
次のような不安や心配があるようです。
など
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会|2024年調査結果
以上のことから、特に高額なスクールに通うことをためらってしまうようです。
皆様も同じではないでしょうか?
講座で学ぶ前は、「本当に習得できるかな?」「資格試験に合格できるかな」といった不安を誰もが抱きます。
やってみないと分からないのは当然ですが、受講料・試験代などの高額な費用をかけて失敗したくはありません。
特に未経験の場合はサロン開業も含め、多くの心配事があるはずなので、スクールが開催している事前の体験会や相談会に参加されてみてはいかがでしょうか?
ドライヘッドスパスクールには、リラクゼーションマッサージ・エステ・整体といった施術のお仕事、サロン業界で働いた経験がない、まったくの未経験者が多く受講されます。
受講者の年齢層は、40代から60代の割合が高いのが特徴で、70代の方もお越しになります。
その理由の一つに、「体の揉みほぐしは体力や力が必要なのでは?」「指が痛くなりそう」といった意見があります。
その反面、ドライヘッドスパなら体力が必要ないこと、あまり強く押さないので指を痛めることが少ないこと、座ったまま施術できることなどから体力がない方にも人気の職業です。
確かに背中や腰がガチガチのお客様を施術すると指が痛くなります。
繁盛しているサロンで休みなく勤務しているセラピストの中には、指や手首を痛めてテーピングを巻いている人もいるぐらいです。
たとえ安い受講費用であっても指や手首、腰、背中など、体を痛めて働けなくなってしまうのは困ります。
交通費や宿泊費も含めて高額な費用をかけてしまった場合は悔やまれることになります。
いつの時代も指や手首を壊して、仕事を辞めてしまうセラピストがいます。
施術によって体を痛めてしまう主な理由は次の通りです。
スクールの資格講座や勤務するサロンの研修では、指や手、腕、体の向きや姿勢、体重移動、リズムなど正しい施術方法を学んでいると思います。
しかし、実際に人の目が届かい状況になると間違ったやり方の自己流(我流)になってしまう人がいます。
マッサージという職業は数千年の歴史があり、先人によって「この部位は、このようにほぐせば、指を痛めない」と確立されているものです。
ドライヘッドスパは近年の施術テクニックと思われがちですが、基本的な指や体の使い方は同じです。
正しいドライヘッドスパのやり方をマスターしないと、数カ月もしないうちにヘッドセラピストのお仕事からリタイアする可能性があるため注意しましょう。
私がドライヘッドスパ専門店の『頭ほぐし専門店atama』で勤務していた時は、月に100件以上の頭ほぐし60分コースを施術していました。
週休2日であっても、1日に4~5名の頭を押したり揉んだりしていると、さすがに指先が痛くなります。
考えてみれば、弱い力であっても頭蓋骨という骨の上を押しているので、自分の指にも多少はダメージが残ります。
他に考えられる理由として、働き過ぎて体力が低下している時や、忙しくてせっかちになると、ついつい横着をして無理な体勢で施術することも想定できます。
そのようなことではセラピストとして失格なのですが、人間がすることなのでそのような場面もあるかと思います。
そういった理由もあって、1日に4~5件、月に100件のお客様を集客することを前提としない価格単価にすることも必要と考えられます。
1日に2名のサロン集客で生活できる料金設定にするには、信頼できるスクールでしっかりと学び、資格を取る必要があります。
ドライヘッドスパを学ぶうえで、あなたが優先することは何でしょうか?
スクール講師の私としては、信頼できる確かな技術・豊富な知識が習得できることが第一優先です。
それが今後、ヘッドセラピストとしての明るい未来へのスタートとなるからです。
また、実績がある安心・安全な手技テクニックやヘッドセラピストとして必要な知識、サロン経営に関するノウハウを得ることは、施術事故やクレームといったトラブルの回避にも繋がります。
中には、何も考えずに自宅や職場から通いやすいスクールや、講座費用・金額面で受講しやすい1日~3日で学べる短期講座を受講される方もいらっしゃいます。
そして実際に受講をすると、本格的なドライヘッドスパの面白さを知り「もっと多くのことを学びたい」「もっと深く、具体的な根拠を学びたい」となるものです。
そのような経緯でドライヘッドスパについてWEB検索をしていると、当スクールのこのサイトやHead Life(ヘッドライフ)、または、当協会の公式サイトに辿り着く方が多くいます。
そこで初めてドライヘッドスパの科学的根拠や解剖学的アプローチを知り、講座内容が薄いドライヘッドスパスクールを受講していたことに気づき、後悔する方がいます。
いくらスクール会場が近くて費用が安くても、講座内容が薄くて追加で学ぶ必要があると「安物買いの銭失い」となるため、結局は高くつくかもしれません。
これからサロン独立開業まで目指す方は、時間とお金の使い方を長期的に考える必要があります。
くれぐれもスクール選びに慎重になりましょう。
受講費用は安いけど、しっかりと学べるドライヘッドスパスクールがあれば、それに越したことはありません。
安い費用で済ませたい場合、どうしても「たった1日で学べるドライヘッドスパ講座」といったスクールになります。
本当にたった1日で本当にお客様が満足できる程のドライヘッドスパ技術が手に入るのでしょうか?
お客様が満足しない技術であれば、リピーターを獲得することもできず、それどころかサロンの評判を下げてしまい、最悪の場合は閉店・廃業・倒産となります。
そのようなことから、多くのスクールは卒後の練習会があります。
練習会に参加する費用はかかっても、満足する技術を手に入れなければお仕事として成り立ちません。
技術練習に参加するための費用や、かかる移動などの時間もサロン開業するための必要経費(コスト)です。
「コストがかかる」と言えば、ネガティブに捉えるいとも多いですが、未来への投資と考えて取り組むべきでしょう。
「とにかくお金をかけずにサロン開業したい。それでいて自分はお金儲けがしたい」といった考え方で世間から選ばれるサロンになることが出来るのでしょうか?
当協会の本部(大阪市中央区)から徒歩5分ほどの場所にドライヘッドスパ専門店がありましたが、オープンから1年も経たない間に閉店し、撤退しました。
私は一度も利用したことが無かったのですが、同ビルに入っている店舗の従業員が教えてくれました。
テナントの規模から考えて、内装工事だけでもおそらく400万円~500万円、撤退費用としてテナントの解体費用、原状回復費用として300万円から400万円、そして、1年以内のテナント解約なので、不動産契約の際に保証金として支払った約100万円のほとんどは戻ってこなかったでしょう。
それだけではなく、施術ベッドや椅子、テーブル、照明などをはじめ、サロン開業には多くの費用がかかっています。
そう考えると、サロンが閉店することで800万円~1000万円は失っている計算になります。
それがたった1年の出来事です。
多くの卒業生が、自宅サロンやマンションサロンを選ばれるのは、そういったことを危惧しているからです。
当スクールのサロン開業相談では、レンタルサロンも検討するように、レンタルサロンの賢い使い方も指導しています。
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当スクールには、「なるべく早くサロン開業したい」と相談される方が少なくありません。
実際にマッサージ未経験から卒後2~3カ月後に独立開業をするケースもあり、半年以内にサロン開業する人が多い印象です。
現実的な問題として、受講料・試験料が安い短期集中コースで学んだ後、サロン開業までできるのか心配される人がいるのも事実です。
短期間の講習だけで独立開業してしまい、経験不足でお客様のご要望に対応できないなどの理由で、サロン開業後もスクールの勉強会やブラッシュアップ講座に参加する人もいます。
このようにその都度、必要なことを学びにお越しになるのも良いと思います。
しかし、目の前のお客様のご要望やご質問にお応えできないのは申し訳がありません。
ヘッドセラピストとして自信を失うきっかけにもなり得ます。
当スクールの場合は、そういった方に向けたドライヘッドスパ専門店をスムーズに開業できる「サロン開業コース」があります。
正直、短期集中コースと比べて、費用も時間も約3倍はかかりますが、安いという理由だけでスクールを選びを失敗するほうが高くつくのは間違いありません。
スクールは資格を取ったら終わりではありません。
卒後の練習会やイベント、懇親会などは、卒業生同士の情報交換の場所でもあります。
「あそこのスクールは講師がダメだ」「手技の意味や理論が学べない」「手技テクニックが○個しかない」「先生が怖すぎる」「質問させてもらえない」など、私も聞いていてガッカリするような話もあります。
そういった事から、前述にあったように他のドライヘッドスパスクールで学んだ方が、当スクールに学び直しにお越しになるケースが頻発しています。
このようなコラム記事や、ヘッドライフ通信で情報を発信している理由の一つに、「安さだけで講座を選ばないで」「SNSのきれいな画像や動画だけで選ばないで」「言った者勝ちの根拠がないスクールの強みや売りに騙されないで」といった想いがあります。
内容をしっかり読んでいただければ、当スクールの良さがきっと伝わると信じて情報発信をしています。
ドライヘッドスパを学びたいけど、スクール選びに失敗した経験があり、不安で二の足を踏んでいる方は、このサイトを含め、Head Life(ヘッドライフ)や、一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会の公式サイトを熟読していただけると幸いです。
受講費用が高い安い、講師の質が良い悪い、スクールのサポート有る無しに関わらず、実際に成功している人は「あの経験があったから今がある」と口を揃えたかのように言います。
ドライヘッドスパスに関係なく、人生とはそんなものではないでしょうか。
私が自信たっぷりの講師であり、サポート万全のスクールを経営していても、合わない人には合わないでしょう。
それでも、自分が出来る事を増やすことや、良いと信じていることを誠実にやっていくのが仕事だと思います。
事実として、短期集中コースの安い授業料で学び、サロンを何年も運営できている方はたくさんいます。
しかしその一方で、失敗する人もいます。
失敗に終わるほとんどの場合は、成功するまで継続できなかったことが理由に挙げられます。
「継続は力なり」というと、ありきたりですが「在り来たり(ありきたり)」とは珍しくはない当たり前のことを意味します。
たった1日の短期講座であっても、卒後もしっかり復習練習をすることは当たり前です。
サロン開業が目的であれば、サロン経営、集客について勉強することなど当たり前です。
そして、それを継続的に行う事も当たり前です。
そういった当たり前のことが出来ない人が、セラピストというお客様を幸せに導くお仕事ができるのでしょうか?
成功している人は、少なくとも影の努力をしています。
失敗した人は、施術のセンスが無かったわけではありません。努力する時間が少なかっただけなのです。
2024年の9月でスクール開校14周年を迎えました。本当に嬉しい限りです。
これまでに「なぜこちらのスクールは受講料が高いのですか?」と何度か聞かれたことがあります。
ドライヘッドスパ(ヘッドマッサージ)資格講座が高いから、まずは腸セラピー資格講座を学びに来たとおっしゃる方も数名いました。
しかし、実際に受講された方の感想として、「これだけのことが学べるなら安い」という意見もたくさんいただきます。
その理由は、充実したサポートにあります。
受講前には予習の動画や資料があり、ご自宅でも学べます。
卒後は、専用のWEB学習もあり、スマホがあれば、いつでもログインして復習できます。
ドライヘッドスパの予習も復習も、閲覧期限が無く、卒後も無制限で確認することができ、さらには内容の更新までしています。
また、卒業生向けのブラッシュアップ講座なども豊富にあり、スキルアップや経営の相談も可能です。
おそらく受講費用が高いと思われている方は、学べる内容やサポートの全容を知らずに、金額だけを見ているのでしょう。
これだけ充実したスクールは他にないと自負していますが、そのサービスを利用しなければ、「宝の持ち腐れ」となり、費用が高いと感じるかもしれません。
予習・復習・卒後のサポートをしっかり活用できて、ヘッドセラピスト人生が上手くいっている人は、「安い授業料だったな」と満足されているでしょう。
私に言われなくてもわかっていると思いますが、料金が高いか安いかは、その後の自分の努力による結果次第です。
ドライヘッドスパの受講費用が高いと感じている方は、何と比較しているのでしょうか?
整体やエステを学ぶ費用と比較しているのでしょうか?
他の国家資格や通信教育だけて取れる資格との比較でしょうか?
ここからは、ちょっと違った視点でドライヘッドスパを受講することが安いと言える理由の例え話をします。
例えば月に10万円の収入を得るとします。
ドライヘッドスパなら60分コースで安くて5,000円、高くて10,000円程度でしょう。
そうすると月に10名から20名のお客様を集客できれば得られる収入になります。
これを「不動産の家賃収入」に置き換えるとどうでしょう。
家賃収入は不労所得とも言い換えることができ、働かずして収入を得られるという大きなメリットがあります。
しかし、不動産を取得するには膨大な費用や銀行などへの信用が必要となります。
東京や大阪の都心部で、毎月10万円の家賃収入を得るには、数千万円の費用がかかります。
そもそも、数千万円を持っているか、銀行から融資を受けられるだけの収入や信用が必要です。
そして、数十年のローンを組むという心理的な負担と、地価の変動、居住者や近隣との様々なトラブルを抱えるリスクがあります。
その点、ドライヘッドスパを含むリラクゼーション、整体、エステなどの施術を学ぶことにかかる費用は安く、安全な施術をしていれば、大きなトラブルにもあいません。
このように同じ10万円を稼ぐのにかかるコストは、数十分の1程度で済むため、かかるコストに大きな差が生まれます。
少し強引な例え話になったかもしれませんが、他の業界ではどうでしょう。
例えば、飲食業やアパレル業をはじめるコストも大きいです。
施術業では、鍼灸師、按摩マッサージ指圧師、美容師・理容師の国家資格を取得するのにかかるコストと比較してみてもそうです。
ことのほか、ドライヘッドスパを学んでサロン開業をするコストは安いしお得だと感じます。
すべてが自分への投資として考えて、もう少し未来への投資を進めてみてはいかがでしょうか。
今回のドライヘッドスパコラムは、費用が安いドライヘッドスパ資格講座で学んで失敗する人・成功する人をテーマに、以下の10個の内容に分けてお伝えしました。
いかがだったでしょうか?
今、スクールを探されている方、資格取得を検討されている方のお役に立てると幸いです。
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・サロン開業ガイド|ドライヘッドスパの市場規模と需要・業界での位置づけ
一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会
理事長 江口 征次
癒し以上を提供するドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家
ヘッドライフなど複数WEBサイトの管理人
2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも訪れる人気講座を主催している。
東京代表
大八木さとこ
セロ活アドバイザー代表
セロトニンDojo認定セロトニントレーナー
睡眠健康指導士
感涙療法士
科学的根拠がある癒し・セロトニン活性を軸に様々な施術の指導をしています。
一般社団法人
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