更新日:2024年12月11日

解剖学的根拠があるドライヘッドスパで信用と売上をアップさせる方法

解剖学的根拠があるドライヘッドスパで信用と売上をアップさせる方法

このコラムでは、解剖学に基づいたドライヘッドスパを提供する目的とその意義、そして、お客様の信頼を獲得して売上アップにつなげる方法について説明します。

講師(江口)

競合が増える中、選ばれるサロンになるには解剖学的な根拠に基づくドライヘッドスパで差別化を図ることが求められます。

執筆者:一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会 理事長 江口征次

解剖学的視点から見るドライヘッドスパの効果

『ドライヘッドスパ』と聞くと「気持ちがいい」「眠れる」「癒し」といったキーワードを連想する人が多いのではないでしょうか?

 

ドライヘッドスパは、癒しの効果の他にも、頭皮をはじめ、頭や顔、首肩まわりの筋緊張を和らげる効果(マッサージ効果)が期待できます。

 

その他、ドライヘッドスパによって期待できる効果は以下の通りです。

 

ヘッドマッサージで期待できる主な効果

  • 血液の流れが改善することで筋肉の緊張(コリ)を緩和する
  • リンパ液の流れが促進し、むくみの除去や老廃物の排出を促すデトックス効果
  • 脳関髄液の流れが促進され生体機能が高まる
  • 目の周りや首根っこ(後頭下筋群・環椎後頭関節)を緩めることで眼精疲労が緩和する
  • グルーミングによりオキシトシンが分泌しストレスホルモンが軽減する(ストレス解消)
  • セロトニン活性により自律神経が整い、睡眠の質が高まることでホルモンバランスが改善する
  • 首の筋肉を緩め、骨に動きを付ける施術でストレートネックを軽減し頭痛や自律神経を整える効果
  • グルーミング、オキシトシン、セロトニンの活性により脳疲労(脳過労)が軽減する
  • 頭皮とお顔がリフトアップされ、見た目が若返えるアンチエイジング効果
  • 毛乳頭細胞、毛母細胞の活性化により育毛効果が得られる(発毛ではありません)
  • リラックス効果でストレスが軽減する(癒しの科学)

   など

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

 

ドライヘッドスパ施術がどのようにして、これらの効果に結びつくかを理解するためには、解剖学や解剖生理学の知識を学ぶことが必要です。

 

たとえば、“肩こり頭痛”ともいわれる緊張型頭痛の原因は、肩や首の凝り以外にも背中や脚の張りであることがあります。

 

他には、“こめかみの疲れ”の原因が、こめかみにあるわけではなく、顎にある咬筋のこわばりや強い肩こりから誘発していることがあります。

 

このように、不調を感じる場所と、原因として考えられる場所は異なるという点は、筋肉の作用や筋膜の繋がりを知ることで、はじめて理解することができるのです。

 

近年では“癒し”や“癒し”をテーマとしているドライヘッドスパサロンでも、“癒し以上”を求めるお客様は少なくありません。

 

幅広いニーズに対応しながら、満足度の高い施術サービスを提供するためにも、しっかりと解剖学的な見識や癒しの科学といった知識を身につけていきましょう。

 

高度な技術と解剖学知識がもたらす施術効果

セラピストであれは、ひどいお疲れのお客様を目の前に「もっと自分の技術が高ければ…」と不甲斐なさを感じることもあると思います。

 

そのような時、必要以上の力を入れてしまい失敗するのがドライヘッドスパです。

 

関連リンク:ドライヘッドスパで「力が弱い、もっと強く押して」と言われたときの解決策

 

頭部の筋肉は厚みが少ないため、強く揉みほぐすことで大切な筋肉や神経を痛める可能性があります。

 

ドライヘッドスパは、力任せに施術することができないため、筋肉や神経の働きを理解し、お悩み対して多角的にアプローチする『問題解決能力』が求められます。

 

ヘッドセラピストの問題解決能力

問題解決能力とは、お客様が抱えるお悩み(疲れ・症状)の原因を分析または解明することで、根本的な解決を目指して最適な施術を提供するスキルのことをいいます。

ヘッドセラピストの問題解決能力を高めるには、頭皮や頭部以外の解剖学、解剖生理学、脳科学などの分野に対する知見が必要になります。

 

高度なドライヘッドスパ技術は、肉体的な疲労から自律神経系、内分泌系の不調など、様々な改善効果が期待できます。

 

特に不眠や更年期のお悩みを抱える方からのリピートは多く、効果を実感している方は少なくありません。

 

※効果について明言・断定しないように注意しましょう。

 

解剖学的なプロセスは説得力が増し信用を築く

リラクゼーションマッサージである以上は、効果について明言や断定してはいけませんが、施術による効果のプロセスを解剖学的なスパイスを交えて説明することで、お客様との信頼関係を築くことが可能になります。

 

例えば後頭部には、眼精疲労に効果があるツボの「天柱」があります。

 

なぜ、目の後ろ側にある「天柱」が眼精疲労に効くのか、眼球と筋肉の繋がりを実演してお客様自身に体感してもらうことも可能です。

 

また頭皮がビリビリするといった神経痛についても、ビフォーアフターを感じてもらうことは可能です。

 

そうして、お客様の「なるほど!」や「本当だ!」といった少しの感動を引き出し「是非また受けたい!」という言葉をいただけるようになれば、リピート率がアップ・売上アップが実現します。

 

ドライヘッドスパ施術のポジショニング

当スクールで学べるドライヘッドスパは、「リラクゼーションと治療の間」といったポジショニングです。

 

元来、リラクゼーションと治療は全く異なるものですが、拡大するリラクゼーションのニーズに合わせ、“心地良く改善する”ことを目的としています。

 

筋肉や神経の働きを理解し、多角的にアプローチすることで、肉体的な疲労や、自律神経の不調などの改善に効果を発揮します。

 

とくに不眠や更年期のお悩みを抱える方からのリピートは多く、効果を実感している方は少なくありません。

 

また、効果のプロセスをしっかりと説明することで、お客様との信頼関係を築くことがとなります。

 

スクール講師(森脇)
スクールで指導する立場として、論理的であればあるほど自信を持ってお伝えすることが出来ます。

 

初心者にオススメの無料動画

当スクールの関連WEBサイト「Head Life」は、様々なお悩みのプロセスについて学べる無料動画を用意しています。是非、日々の接客に役立ててほしいです。

無料動画を見る

 

ヘッドセラピストの心得と在り方

『ヘッドマッサージ(ドライヘッドスパ)を通じて頭と心を軽くする』これが当スクールの理念です。

 

頭だけではなく、心に寄り添う施術をするうえで大切なのは、質の高い技術に加え、安心感を与えるための心配りです。

 

リラクゼーション業界では『技術3割、人柄7割』ともいわれ、お客様との信頼関係を築くことがとても重要です。

 

そのためには、傾聴を怠らず、セラピスト(自分)に何が求められているのかを考え、満足度の高いサービスの提供に努めることが大切です。

 

また施術面においては、セラピスト自身が肉体的にも、精神的にも安定していることが大切です。

 

セラピストの力みや焦りは、施術を通して伝わりやすいものです。

 

お客様の健康や幸せをサポートすることも大切ですが、自分自身の体調を疎かにしないように気をつけましょう。

 

セラピスト自身が精神的に豊かであれば、お客様にとってもリラックスできる環境を提供できるはずです。

 

スクール講師(藤井)
受講者の皆さんにもスクールの考えを受け継いでもらえると嬉しいです(^^)

 

ドライヘッドスパ専門家の存在意義と顧客への影響

ドライヘッドスパ専門店だからといって“頭のことだけ”知識があればいいというわけではありません。

 

解剖学的な視点で考えると、筋肉の働きや、筋膜の繋がりを知る必要があります。

 

多くの方が悩む『緊張型頭痛』や『眼精疲労』は、筋膜の繋がりへのアプローチが必要不可欠であり、「頭だけ」では対処療法の域を出ることはできません。

 

ドライヘッドスパの専門家とは、頭のことに注力した知識を持つのではなく、多角的な知識をもち、あらゆる繋がりを意識した施術で顧客の悩みが解決できるヘッドセラピストのことです。

 

当スクールでは、このような繋がりを探究し続ける力のことを『繋究力』とよび、あらゆる不調の関連を学び、発信しています。

 

これらの活動は、全国の受講生との共有を通じて顧客への発信へと繋がり、解剖学的根拠・科学的根拠のある質の高いドライヘッドスパの提供に発展しています。

 

スクール東京講師(大八木)
専門的な知見を深めて、プロとよべるお仕事にしていただけたらと思います。

 

知識と技術の教育がもたらす長期的なメリット

当スクールはドライヘッドスパに主軸を置き、様々なブラッシュアップ講座を用意しています。

 

これらの講座は“自律神経を整える”という点に一貫性を置いているだけでなく、解剖学的な繋がりも関係しています。

 

理論的に繋がりがある知識は、「気づき・結びつき」を実感するきっかけを与え、継続的な学びの中でのモチベーションにも繋がります。

 

施術者自身が自信をもち、信頼されるセラピストへと成長することができれば、セラピストとお客様の間だけでなく、社会貢献にも繋がります。

 

ドライヘッドスパ資格講座修了後も、成長できる環境を用意することは、セラピストの成長をサポートすることに加え、当スクールの『優秀なヘッドセラピストを育成し、社会的価値があるヘッドマッサージを普及する』というミッションにも繋がります。

 

ドライヘッドスパは単なるリラクゼーションサービスに留まらない魅力があることをより多くの方に実感していただきたいです。

 

スパニスト講師(西口)

お客様に何軒もドライヘッドスパサロンに行ったけど「ここが一番」と言っていただけるときは嬉しいです♪

 

結果追求型ドライヘッドスパ(ヘッドマッサージ)

ここまでお読みいただけたら、解剖学の知識を備える必要性がご理解いただけたと思います。

 

私たちが、解剖学的根拠に基づいて施術をしたい理由は「少しでも効果が望める施術をしたい」「お客様の身体が楽になってほしい」といった考えからです。

 

そのような想いを【結果追求型ドライヘッドスパ(ヘッドマッサージ)】と表現しています。

 

2010年からドライヘッドスパに特化した施術に満足していただきたい一心で、技術向上に取り組んできました。

 

その一番の方法は、ドライヘッドスパをリラクゼーションの頭ほぐしの概念から広げていくことです。

 

多角的な視点を持つことは、多くのお客様に対応できるようになることを意味します。

 

多くのお客様に最適な対応ができれば「お客様を取りこぼさない」状態になり、リピーターが増えることは間違いありません。

 

お客様にとっても【結果追求型ドライヘッドスパ】であるほうが嬉しいはずです。

 

当スクールは、社会が望む【結果追求型ドライヘッドスパ(ヘッドマッサージ)】を普及していくことに使命を感じ資格講座を行っています。

 


ヘッドセラピスト江口

この記事の執筆者

一般社団法人日本ヘッドセラピスト認定協会

理事長 江口 征次

癒し以上を提供するドライヘッドスパ・ヘッドマッサージの専門家

ヘッドライフなど複数WEBサイトの管理人

2010年よりヘッドセラピスト養成講座を開始し、日本全国、海外からも受講がある人気講座を主催している。

 


講師|ヘッドセラピスト大八木(東京代表)

東京代表

大八木さとこ

セロ活アドバイザー代表

セロトニンDojo認定セロトニントレーナー

睡眠健康指導士

感涙療法士

科学的根拠がある癒し・セロトニン活性を軸に様々な施術の指導をしています。

 


講師|ヘッドセラピスト藤井

名古屋代表

藤井なおみ

睡眠ライフスタイルプランナー代表

睡眠健康指導士

食育アドバイザー

ヨガインストラクター

睡眠に悩みを抱える人々に向けて睡眠リテラシー(睡眠活用能力)を高める活動を提案しています。

 


講師|ヘッドセラピスト森脇

福岡代表

森脇ゆう

40代・50代が対象の整体スクール アクトエール整体学院 学長

NPO法人日本ストレッチング協会 認定インストラクター

日本成人病予防協会 認定生活リズムアドバイザー

健康リズムカウンセラー

筋膜の繋がりを考慮したボディケア・ストレッチが得意です。解剖学の無料動画も作成しています。

 


講師|スパニスト西口

ヘッドスパ(美容・理容師)部門代表・大阪講師

西口まき

美容師

シャンプーソムリエ

日本成人病予防協会 認定生活リズムアドバイザー

健康リズムカウンセラー

タカラベルモントのYUME DX(ユメデラックス)を使用した日本初の整体ヘッドスパを行っています。